病院のご案内

幅広い年齢層を受け入れておりますが、比較的重症になりやすい高齢者の入院が多くなっています。70歳以上の割合が入院全体の82.5％、80歳以上の割合が60.0％です。高齢者が住み慣れた地域で暮らせるように訪問診療、訪問看護・介護も行っております。

現在日本で最も罹患率の高い癌は、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌の5つです。
当院では初発、再発ともに10件未満でした。
進行状態に合わせて切除術、化学療法、緩和治療を行っております。

通常の社会生活を送って罹患したのが市中肺炎です。当院の肺炎患者で最も多いのは、中等症症例です。
中等症の患者様の平均年齢は85.62歳。重症度が高いほど平均年齢は高くなっております。中等症患者以外の受け入れも積極的に行っております。

当院には、脳神経外科の常勤医師が不在のため脳梗塞の患者数は少なく積極的な受け入れは行っておりませんが、
診察の結果、侵襲の大きな手術を要する患者様は地域内で他院と連携しております。

『播種性血管内凝固症候群（DIC）：入院契機“異なる”』が最も多く、昨年に比べ患者数・発生率に大きな差異はありません。
播種性血管内凝固症候群とは、さまざまな基礎疾患が原因となって血管内で血栓（血の塊）でできたり、容易に出血する病気のことです。
敗血症とは、何らかの細菌やウイルスに感染することで全身にさまざまな影響が及び、心臓や肺などの臓器機能が障害（臓器不全）される病気のことです。
当院の患者層は高齢者が多く、合併症を罹患するリスクの高い方が多くいらっしゃいます。
手術や処置による合併症を防止するために日々カンファレンスを行っております。
上記表を理解・把握し客観的データを用いて医学的根拠より適切な診断や治療が行えるように改善に努めております。